走っていて、2、3日前から右ひざの内側に痛みがあるということで、30代男性の方が来院されました。
本人も鵞足炎ではないかとおっしゃっていましたが、少し腫れもあり鵞足炎の症状がみられました。
動きの検査では、ひざを内側にひねると痛みが増すということでした。
まずは、膝のお皿の状態を確認し、異常がないことを確認したうえで、膝の施術を行いました。
20分あまりの施術後、膝の動きの検査を再度行ったところ、ひざを内側にひねっても痛みが出なくなり、『あれ?痛くない!』と信じられないという表情でびっくりしていました。
あとは、右脚に負担がかかって、大腿部も下腿も筋膜が癒着し、硬くなっていましたので、筋膜の癒着を取り、左右のバランスを整えました。
ランニングフォームも、右脚には体重がしっかり乗って動きもよく、左脚は体重が乗らず置きにいく感じではないかと尋ねるとその通りだという事でしたので、お腹のインナーマッスルや臀部、股関節、足首の左右バランスを整えて終了しました。
最後に左右のアンバランスの状態を説明し、補強ポイントや体の軸を意識することをアドバイスしました。
このように、当院では、痛みの出る原因を説明し、補強ポイントまでアドバイスしています。
施術で緊張を取り除き、バランスを整えることまではできますが、筋力のバランスを整えるには、補強する筋肉はどこなのか、どのようなストレッチが効果的かなどを明確にアドバイスする必要があります。
筋肉疲労が無くなればいいという考えで、いくらマッサージをしても、また同じ個所に痛みが出てしまいます。
大切なことは、筋膜の癒着を取ることと、前後、左右、上下の筋肉のアンバランスを、トレーニングによって解消する事なんですね。
ご自身ではどこがアンバランスなのわからないと思います。
そのあたりもしっかりアドバイスいたしますので、お気軽にご来院ください。